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Vol.47 野鳥が集う常緑樹・クロガネモチ
先日、文化公園内の県民広場を歩いていると、緑色の木々の中に一本だけ、鮮やかな赤色が際立っている樹木を発見。紅葉かな、と思い近づいて見ると、それは赤い実がびっしりと鈴なりに実ったクロガネモチの木でした。
クロガネモチは、関東以西に自生する常緑高木で、樹皮は鳥もちや染料などに用いられます。その黒みがかった葉や枝から、クロガネ(黒鉄)モチと名づけられ たと言われているようです。排気ガスや病害虫にも強く、街路樹としても良く使われているので、大変馴染み深い植物ですよね。5〜6月頃には白くてかわいい 花を咲かせるそうです・・・が、小さい花なので咲いていることにも気付かない事が多いようです。確かに赤い実は毎年目にしますが、クロガネモチの花といわ れてもあまりピンとこないですよね。また、その真っ赤に目立つ直径3〜5ミリの果実は、秋頃から熟しはじめ、3月頃まで赤く色づいています。野鳥がよくこ の実をついばんでいますが、実は相当苦いのだそうですよ。食欲をそそりそうな赤色をしてますが、くれぐれも私たち人間は口にしようなどとは考えないように しましょうね(^^;