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Vol.57 冬の庭園の代表花
事務所近くの遊歩道には今、山茶花(さざんか)の花が咲き誇っています。山茶花は九州・四国に自生(自生品の花は白色なのだそう)する、ツバキ科ツバキ 属の常緑樹です。日本原産なので、学名・英名もまたsasanqua(サザンカ)となっています。秋から冬にかけての寒い時期に花を咲かせる、ちょっと珍しい木ですね。椿も山茶花と非常に似た花を咲かせますが、どちらも同じツバキ科の植物なのです。ですから見分けがつけにくいかもしれませんが、山茶花は花が散る時に花弁が一枚一枚落ちるという点で、花ごとゴソッと落ちる椿とは異なります。そして山茶花が冬に花を咲かせるのに対し、椿が花を付けるのは暖かくなってくる春先です。
冬という物淋しい季節に咲かせるためでしょうか、山茶花の花は他のどの花よりも色鮮やかに映ります。今日も寂しい冬枯れの風景を、見事に彩ってくれています。