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Vol.1132 悲恋の物語再現
どもどもkatoです。
早朝5時に起床して椎葉村へLet’s Go!!
何でこんなに早起き?そう、目的は「椎葉平家まつり2014」に行くためです。
毎年、11月第2金曜~日曜日の3日間に行われ、私は最終日に行ってきました。
今年の鶴冨姫を一目見ようとすごい数の人でしたよ。
椎葉平家まつりのみどころといえばこれ!源氏の那須大八郎と平家の鶴富姫の悲恋の物語を再現した「大和絵巻武者行列。」
十二単に身を包んだ鶴富姫や甲冑姿の武者たちによる行列が練り歩きます。
この物語を知らない人のためにちょっと説明しちゃいます。
壇ノ浦の戦いの後、椎葉まで逃れてきた平家の武士たちのもとへ、源氏の総大将頼朝の命を受けて弓矢の名手・那須与一の弟・大八郎が向かいました。
しかし、ひっそりと暮らす平家一門を見て大八郎は追討を断念しました。
大八郎はそのまま椎葉に屋敷を構え、平家の守り神である厳島神社を建立し、人々と一緒に暮らし始めました。
しばらくして大八郎は平家の「鶴富」というまぁ~美しい姫と出会ってしまった。
静かな山里で親しく話をするうちに二人の間に恋心がめばえました。キタァー!!
しか~し、二人は源氏と平家のかたき同士です。(和風ロミオとジュリエット!?)
二人は人目をさけて会っていましたが、そのうちに大八郎は愛する鶴富姫と生涯をともにすることを決め、二人の結婚を村中が祝福しました。
が、幸せな日々は長く続きません(>_<)
「すぐに椎葉を離れ、戻ってくるように」
との命令がおりたのです。
そのとき、すでに鶴富姫のお腹の中には大八郎の子がやどっていました。
大八郎は鶴富姫に向かって、
「とうとう、この日がきてしまった。おまえのお腹の子は確かに私の子だ。もし、生まれてくる子が男の子なら、私のふるさとによこしなさい。もし、女の子ならこの地で育てるがよい」
と言い残すと、親と子の証拠の品として、刀を与えました。
大八郎が椎葉の地を離れた後に、鶴富姫は出産しました。生まれた子は女の子。
母となった鶴富姫はその子を大切に育て、その子が成長すると婿を取りました。
そして、愛してやまない大八郎の「那須」の姓を名乗らせたという物語なんです。
説明が長くなりましたが、鶴冨姫は大八郎のことを忘れられずにいたんだなぁ~。
切ない、切なすぎる...
祭り自体は、メインステージでの伝統芸能披露や、あのウララ~♪ウララ~♪で有名な山本リンダさんのコンサートもあって大盛り上がり!
見応えたっぷりのお祭りでした。
来年は鎧兜をまとって武者行列に参加してみたいな~。
那須大八郎役に立候補してみようかな(笑)