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Vol.63 日本在来馬・都井岬の御崎馬
高鍋藩秋月家が放牧場を設け、軍馬や農耕馬を生産したことに始まり、それ以来繁殖を続けて現在に至っている都井岬の“御崎馬”。ほとんど人が手を加える ことなく、粗放な飼い方が続けられたため、今でも古来の姿を残したまま、野生と同じ状態にあります。私たちにとって馴染み深いサラブレッドなどに比べて重 心が低く、脚も太いのが特徴です。とてもサラブレッドのように速く走れそうな体型には見えませんが、どうやら御崎の斜面を歩くためにこのような体型に発達 していったようです。
御崎馬は、長野県の木曽馬や北海道の道産子と共に、日本古来の三大在来種として知られています。日本の在来馬は、道産子と 木曽馬の東グループと、都井岬の御崎馬などの西グループに大きく分類されるのだそうですよ。つい最近の遺伝子研究で判明したようです。在来馬は朝鮮半島か ら移動してきたとされていますが、そのルーツをたどる手がかりになるのでは、とこの研究に期待が集まっているみたいです。御崎馬もやっぱり朝鮮半島から やって来たのでしょうか・・・?