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Vol.1071 懐かしむだけでなく
最近「カップのフチ子さんが欲しい!!」と公言して、いささか社員の皆さんから冷ややかな視線を感じているARAです。
だって欲しいんだもの。
でも、冷静に考えてみたら30前の男が女の人のフィギュア(のようなもの)が欲しいと声を大にしていたら呆れられる傾向のほうが強いのかもしれません…
嗜好品はひっそりと楽しむのがCoolかもしれませんね。
冒頭から小言をはさみましたが、本題こそ声を大にして言える日がくるとようにと思っていることです。
私は、宮崎県日南市油津で生まれたのですが、
その日南市が平成25年4月8日(月)から5月10日(金)に、「テナントミックスサポートマネージャー」を全国公募し、「委託料月額90万円」という金額が話題となったことをご存知の方も多いと思います。
先日そのテナントミックスサポートマネージャーの方が決まったと言うことを知りました。
テナントミックスサポートマネージャーに着任されるのは、「木藤 亮太さん」という方で福岡県で環境設計、まちづくり、コミュニティデザインに従事されている方とのことでした。
まずわたしは、木藤さんが福岡県にお住まいの方ということが驚きでしたし、その方が当選されたということも驚きでした。
しかし、動画で拝見した木藤さんのプレゼンは、同氏が当選されたことがうなずける十分なものでしたし、数年後の油津がどんな風になるのかわくわくするような気持ちにさせられるものでした。
同時に、福岡からわざわざ片田舎の油津のことを短い期間でよくぞ調べてくださったものだとも感じました。
映像後半に、串間に移住され油津で働いている方にお話を聞いたというエピソードがありましたが、そこから些細なことから確実に点と点をつないでいる姿勢が感じ取れましたし、一貫して言われている「やれることからやっていく」といった言葉を重く受け取ることができました。
私の幼少時代にとって地元の商店街はとても大切な場所でした。
「マルショク」と言うスーパーがあり、スーパー内で150円くらいでうどんを友達と食べたこと。夜には隔月で夜市があり、的屋の屋台で大はしゃぎしたこと。些細な思い出ですが十数年たった今でも思い出せる大事な思い出です。
けれど月日が経ち、大人になるにつれて、そんな商店街が寂れていくのを見ても、「仕方の無いことなのだろう」としか思っていませんでした。
ですが、今回の日南市の公募や、木藤さんのような方を知り、仕方の無いことではないんだと思いました。
もちろん費用の前提があってのことであると思いますが、県外の方でさえ、廃れ行く現状を憂慮し、出来ることを熱心に考えてくださっている。
思い入れのある地元の人間が知恵を出して工夫すれば、状況を好転していくことは十分出来るのではないかと思います。
私は自分の下の世代の子どもたちにも、私が味わった楽しい思い出、それ以上の思い出を味わって欲しいと思います。
ではどうすればいいか。
自分にやれることから「やればいい」のだと。例え自分がきっかけを作れなくても、きっかけを広げることができます。
「そうだ、輪に入っていくことから始めればいいんだ」と思います。
とりあえず、地元に帰ったら久しぶりに商店街を歩いてみよう!