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Vol.95 島津家の菩提寺・高月院
以前にもこの雑学道コラムで少し触れましたが、今年は島津以久公が鹿児島県垂水市から佐土原城に入城して、ちょうど400年に当たる年です。その佐土原 藩初代藩主・以久の3回忌(1612年)に、2代藩主忠興によって建立された菩提寺が、佐土原町にある「高月院」です。裏手にある小高い墓地には、島津藩 主の墓石群が並んでいます。また寺宝も多く、「座像阿弥陀如来」や「曼荼羅」などを所蔵しているのだそうです。
ところで、この菩提寺の「菩提」 とは、悟りや目覚めを意味する梵語(古代インドの言葉であるサンスクリット語)で、梵語の発音に漢字をあてたものなんだそうですよ。つまり、釈迦のように 悟り、目覚めることができますようにと願いを込めて建てられたお寺が菩提寺なのです。日本には各地にいろんなお寺がありますが、それぞれに建てられた理由 があるものです。興味が湧いたなら、住職さんに聞いてみましょう。