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Vol.99 10号線の歴史を探る
県内の主要市街を繋ぐ宮崎の大動脈道といえば、国道10号線です。4市9町を通過する、県内で最も長い(県内の延長173.2km)幹線道路です。ワシン トニアパームや花いっぱいの植栽も、宮崎らしさを演出してくれています。しかし今でこそ広くてきれいに舗装された10号線ですが、このような舗装道路とな るのは終戦後から昭和40年頃までの間のことなんだそうですね。
元々、10号線は大化の改新(645年)の頃の朝廷への貨物運搬道路から発達し たものです。それが国道とされたのは、明治の初期頃。ただし、その頃のものは国道とはいっても曲がりくねった小道が連続するような状態だったといいます。 明治20年からは「道路改修5ヶ年計画」が進められ、このとき県内各地で木橋架設が行われました。その後、昭和27年の新道路法施工の際に初めて「国道 10号線」の名称で呼ばれるようになり、それから徐々に他の道路も国道に指定されていくことになります。それから昭和になって、ようやく現在のように舗装 がなされるようになり、走りやすい道となったようです。
現在では、安全のことを考えたバリアフリー設計や、情報BOXの埋設など、道路作りは次の段階へと進んでいます。これからの10号線はどう変わっていくのでしょうね。