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Vol.100 なるほど!カモの不思議大解明
この時期、宮崎でも川のほとりなどではカモの姿がよく見られます。冬に日本で見るカモは、シベリアから渡ってきたものがほとんどなのだそうですよ。彼らももう少しして温かくなると、またシベリアへ戻っていくのでしょうね。
さて、見ても分かるようにフワフワの羽毛に包まれているカモですが、どうして水を吸ってしまうことがないのでしょう?この謎を解くカギは、カモが食事の合 間に行う羽づくろいにあります。カモの腰のあたりには脂を分泌する腺があり、それをくちばしにとって体中に擦りつけているのだといいます。この脂のおかげ で羽毛が水を含んでしまうことはありません。また、羽づくろいが終わると水浴びをして羽の汚れを落とし、羽の乱れを直すと共に、羽の間に空気を取り入れま す。それで、カモは水に浮いていることができるのだそうですよ。ちなみに、水鳥は水面下では必死に水を掻いているのだといいますが、実際、両足を絶えず動 かし続けているので、なかなかの重労働のようです。たまに陸上で休憩をとっているカモもいますよね。