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vol.1028 植物には○がある?
こんにちは。そんなタイトルでお贈りする今回のブログネタです。
先日、髪を切ってもらっている理髪店のマスターが、
「俺、最近植物に『目』があるんじゃないかと思ってるんだよね」と言われ、
「目ですかぁ?」と半笑い(←失礼)しながら聞いていると、
「花の中には、蜂の姿を擬似化させた花の形を持ち、そこで昆虫に擬似交尾をさせて受粉を促すように進化した植物がいるんだよ。ということはその植物は蜂のそういった生態を見ていたんじゃないかと思うんだよねー」と言われました。
「なるほど、そうだなあ」と、とても関心しました。
「どんなものでも、なんでこうなんだろうとかどうなってるんだろうと思っていろいろ考えてみると面白いものだよ」というアドバイスもいただき、とてもためになるお話でした。
そこで、本当のところはどうなのだろうと思い調べてみると、おそらくマスターの言われていた植物であろう花を見つけました。
その名は「ビーオーキッド」。
写真のように、花弁のあたりがハチのメスの姿そっくり(らしい)。でも、凄いのは外見だけじゃなく、なんとメスの蜂が発するフェロモンと同じ匂いを発するとのこと!
本物のメスだと思い込んで夢中でアタックするオス…
ちょっと気の毒です。
でもそうやって工夫しながら進化を重ねる植物は、なんて神秘的なんだと思いました。
結局「目」があるのかという部分はわからないのですが、植物は
とのことが分かりました。そうだったんだなあ。学校教育で習っているかもしれません…
植物でも人間でも、自分の感覚を生かすことでよりよい「今」を生み出してきたんだと思います。
私自身も日常的に使っている「五感」を、いつもより注意深く使ってみることで一歩また一歩と自分の気づかなかった面白みを発見できるんじゃないかなあと思いました。