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Vol.113 宮崎の観光道路を見守る、ナゾの物体
さて、左の写真の真ん中に立っているモノ、何だかわかりますでしょうか?ヒントは、この道路が国道220号線だということ。・・・って、あんまりヒントに なってませんか?(^^; これは、220号線沿いに設置されている「防災TVカメラ」といって、災害の状況を監視するためのものです。高感度カメラに加 え、その両側に取り付けた夜間照明により、夜でも監視が可能で、現在の状況をVTRに録画することや、ビデオプリンタによるカラープリントもできるのだそ うです。
このようなカメラが設置されているのも、220号線が自然災害などによる通行止めが頻発する道路であるため。宮崎市折生迫から日南市に かけての220号線は、鬼の洗濯岩でも知られる「宮崎層群」という、風雨に弱く崩れやすい地層に設けられています。降雨量が多いと、落石や土砂流出等の危 険性が高くなるので、たまに交通規制されることがありますよね。現在では防災対策工事が進められてバイパス(トンネル)が完成し、規制雨量の基準も徐々に 緩和されてきています。
普段利用している道が通れないとなると、住民にとってはなかなか深刻な問題。多くの観光客に親しまれている重要路線でもありますし、みんなが安心して通れる道路であって欲しいですね。