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Vol.965 夏の音色
ますます暑くなる今日この頃。
学生のみなさんは夏休み・・・うらやましい・・・。
先日、日南市飫肥へ行った折り、『ギャラリーこだま』に休憩がてら立ち寄りました。ちょうど、河内風鈴と紀州吹きガラスで作った風鈴の展示が行われていました。
←こちらが、河内風鈴。
ガラスの空き瓶を細かくつぶしてからもう一度、溶着し吹きガラスをつくり、模様の部分は色ガラスを風鈴本体にくっつけるそうです。だから模様ができると同時に、風鈴本体に凸凹ができます。この凸凹がいろいろな異なる音色を作るそう。ひとつひとつ手作りだからこそできる、個性のある風鈴で音色の表情を楽しめました!
←そして、紀州吹きガラスの風鈴。
個性的な形の風鈴で、ねじったような形のガラスの棒が互いに触れ合って、音が出ます。よく聞く風鈴の音色より、じんわり響いてくるような音色でした!
風鈴の歴史は古く、中国の唐の時代に邪気をはらうためにお寺や家の四隅に吊るされたり、占いに使ったりされていたそう。
その頃は風鐸(ふうたく)と呼ばれていて、仏教と共に日本に入ってきました。風鈴と呼ばれるようになったのは、鎌倉時代から。風鈴は、音色で涼を感じる日本の夏の風物詩であるとともに、日本のある地方では、その音が厄除けになったり、故人を偲ばせてくれるものと考えられているそうです。
最近は、風鈴も100円で売ってあるのですが・・・
職人さんたちがひとつひとつ丁寧に作った風鈴の音色は格別!
職人技が光るものは何にしても素敵ですね。
せっかくを買うならやはりいいものを買いたい、と私は思います。