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Vol.915 都城島津邸に行ってきました!
大河ドラマ「篤姫」の影響で「島津」の名前をよく聞くようになりました。
島津といえば鹿児島というイメージが強いのではないでしょうか?…が!実は島津発祥の地は宮崎県の都城なのです。
時を遡って、1185年。壇の浦の合戦で平家を滅ぼした源頼朝は、島津庄の下司職(荘園を管理する人)に惟宗忠久を任命します。その頃、都城市は島津庄の中心地でした。やがて、忠久は「島津忠久」と名乗るようになり、そこから島津氏が生まれました。その後、南北朝時代に島津氏の分家として都城島津家が誕生して、以来500年都城島津家は版籍奉還まで都城をおさめていました。
この島津氏の歴史が、都城島津伝承館で紹介されています。古地図や鎧、屏風などが展示されています。まだまだ新しい建物できれいです!
伝承館を出るとすぐに都城島津邸があります。都城島津氏26代久寛が、都城に帰郷して旧領主として生きる道を選んだ際、建てたものです。昭和48年の植樹祭の折には昭和天皇、皇后陛下も宿泊されました。その写真や当時用意されたベッドや家具がそのまま展示されています。
早速、デジカメ片手に(島津邸は撮影可!)広い家を見て回りました。ひとつひとつの部屋は小さいのですが、広々とした廊下があり、そこから庭を見渡すことができます。たたみの上に洋風のテーブルセットが置いてあるインテリアも今ではなかなか表現できないレトロな雰囲気をかもし出しています。昭和天皇が使用した風呂やトイレも見ることができます。廊下は迷路のようになっていて少し冒険気分に。そして2階には昭和天皇、皇后の寝室や更衣室があります。大きな出窓があり、ベッドには白いシーツがピーンと張ってあり、心地いいお部屋でした。庭も広く、この日は子供たちがスケッチ大会をしていました。敷地内には、昔の農具等を展示している建物もあります。今年の3月にできた開館したばかりなので、まだ行ったことがない方はのんびり出かけてみてはいかがでしょうか。