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Vol.855 髪長姫伝説!「牧ノ原古墳群」
都城市高城市には牧ノ原古墳と呼ばれる古墳群があります。そこには古事記や日本書紀にも残るこんな伝説があります。
昔、この地を治めていた豪族であるオオハナモチノミコトの妹で髪長姫と呼ばれる女性が居ました。彼女は優しい性格と容姿の美しさから多くの人々を魅了しました。その噂は人から人へと流れて遂には都まで届くほどになったのです。
その噂を聞きつけた天皇は是非会いたいと髪長姫を都へ呼び寄せました。そこで、髪長姫はオオササギノオウジ(後の仁德天王)に出逢い、彼に見初められ2人は結婚することになりました。そして、2人の間には一男一女の子供が生まれ幸せに暮らしたのでした。
よくありそうな話ですが、良く考えてみるとテレビも携帯電話もない時代に、都まで噂が伝わるってすごくないですか?それほど、髪長姫は美人だったんですね!
黒髪で長髪というのは正に大和撫子!って感じですね。一度お目にかかってみたいです。
牧ノ原古墳は、ちょうど髪長姫の時代この地の豪族たちによって築かれたものだそうです。そんな牧ノ原古墳群の中には髪長姫のブロンズ像が建てられています。さらに都城市の早水神社には、髪長姫とその兄オオハナモチノミコト、仁徳天皇の父応神天皇が祀られているそうです。
髪長姫の伝説を辿る旅、なんていうのも面白いかもしれませんよ。