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Vol.787 日本の重要湿地500
水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で、1975年12月にラムサール条約と言う条約があります。
このラムサール条約に登録する湿地の選定や湿地保全の資料とするために、、2001年12月に環境省によって選定された日本国内の湿地のことを「日本の重要湿地500」と呼びます。
宮崎県は
・家田・川坂湿原
・門川湾・御鉾ヶ浦(細島港)
・島浦島周辺沿岸
・宮崎市周辺の砂浜海岸
・五ヶ瀬川、祝子川、北川の感潮域
・日南市のため池群
・大淀川水系岩瀬川オオヨドカワゴロモ自生地
・宮崎市湧水地帯のオオイタサンショウウオ生息地
・青島周辺沿岸
・本城川河口~千野川河口
・都井岬周辺沿岸
・栄松地先沿岸
が、「日本の重要湿地500」に選ばれています。
自分は、写真のような場所だけを湿地と呼ぶものだと思っていたのですが、青島周辺の沿岸など海も湿地と呼ぶことにびっくりしました。
なので、どういった場所を湿地と呼ぶのかを調べたので軽く説明させていただきます。
湿地とは淡水や海水により冠水する場所、もしくは定期的に水に覆われる低地のことを言うそうで、かなり幅広い意味があります。
また、「日本の重要湿地500」の選定基準では「湿原・塩性湿地、河川・湖沼、干潟・マングローブ林、藻場、サンゴ礁のうち、生物の生育・生息地として典型的または相当の規模の面積を有している場合」となっています。
宮崎の湿地の中にはオオイタサンショウウオ等の天然記念物の生息地になっている場所もあるそうです。