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Vol.785 カンムリウミスズメ
今週は雨が多くて嫌になりますね。
湿気が多くなってくるともうすぐ梅雨なのかなぁとも思います。
さて、話題は変わりますが…みなさんはカンムリウミスズメと言う鳥をご存知ですか?
チドリ目ウミスズメ科に分類される鳥類の一種で、ここ宮崎にも生息している天然記念物なんです。
体長は25cmほどで、頭と喉、腹が白く、他は黒く、後頭に黒い冠羽があることからカンムリウミスズメと呼ばれています。
しかし、冠羽があるのは夏羽の時期で、冬羽の状態だと頭も真っ黒になってウミスズメにそっくりになってしまうそうです。
また、門川町の枇榔島(びろうじま)はカンムリウミスズメの世界最大の繁殖地として有名です。
岩かげや岩の裂け目の地中に枯れ草などを敷いて巣を作り、卵を温めます。
ヒナが孵化すると親鳥はヒナを巣から連れ出し、親は海に出てヒナが断崖から出てくるのを待つそうなのですが、天敵である隼から身を守るため、朝になるとヒナの生存関係なしに海へ行ってしまうそうです。
無事に親のもとにたどり着いたヒナは、主に海上で世話をされるそうです。
みなさんも、是非門川町へ行った際はカンムリウミスズメを見に行ってください。