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Vol.784 安井息軒
皆さんは宮崎県の偉人と聞かれて誰が思いつきますか?
若山牧水、小村寿太郎、後藤勇吉などたくさんの偉人がいますが、私が真っ先に思いつくのが、儒学者・安井息軒です。
それは何故かといいますと、私の実家が宮崎市清武町にあり、その清武町には安井息軒の生家があるんです。
そのため、私の通っていた小学校には安井息軒の胸像があったため、子供のころから知っていたと言うのもあり、私の中での宮崎の偉人は安井息軒となっているわけです。
さて、そんな安井息軒について軽くですがご紹介させていただきます。
上にも書いた通り、清武町で江戸中期に生を受けました。
学者の父の影響を受けて古学を軸に他学派を完全否定しない独自の勉強方法を貫き、中国や朝鮮の学者からも称賛を受けるほどの学者になりました。
清武と飫肥城下で弟子の育成に励んでいましたが、その後江戸にわたり「幕府儒官」と言う当時学者の中での最高地位までのぼりつめたそうです。
安井息軒のもっとも凄いところは、やはり他学派を否定せずそこの良いところを吸収して自分の学を高めたことだと思います。
否定することは、簡単ですが他学派の考えを受け入れるのはものすごく大変だったと思います。
私も安井息軒を見習い、相手のいいところを見つけそれを自分のものに出来るよう頑張りたいと思います。