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Vol.777 無形民俗文化財 四半的弓道
宮崎県日南市で、無形文化財として指定されいる四半的弓道と言うものをみなさんはご存知でしょうか?
通常、弓道は立った状態で矢を射るのですが、四半的弓道は正座の状態や片膝立ちの状態で的を狙う競技なんです。
また、射場から的まで四間半、弓矢ともに四尺五寸、的が四寸五分で、全て四半であることから四半的と呼びます。
戦国時代の島津、伊東の戦いで伊東側の農民が手製の半弓を用いて戦に参加し、勝利へと大きく貢献したことから娯楽用に半弓を持つことを許されたことが四半的弓道の起源と言われています。
私も中学生の頃に部活動で弓道をやっていたのですが、四半的を体験したのですが、弓道とは勝手が違い、ぼろぼろの結果でやたら悔しかった思い出があります。
日南市飫肥城の大手門前駐車場横にある試射場で四半的弓道を体験することが出来ます。
10本300円、お手頃な値段で体験でき、さらに認定証なんかも頂けるみたいですよ。
ただ、体験する際は十分に気をつけてください。
的付近に人がいるときに矢を撃たないことなんかは当たり前なのですが、的に当てよう、当てようと考えて狙うと、顔が傾いて自分の顔を弦で弾くと言うとっても痛くて恥ずかしい思いをしてしまうことになります。
痛くて恥ずかしいだけでも最悪なのですが、当たり前のように的に当たることがないんで十分に注意して下さい。
私も弓道をしていた時期はよく耳を弾いていました。当てよう、当てようと雑念が沸いて出てくるのがいけないのですかね?