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宮崎県といえば、その交通機関が未発達なため、「陸の孤島」と呼ばれることも多い土地。…はい。確かにその通り、交通の便は決して良くなく、私も宮崎で電 車に乗ることは多くありません。ですが！そんな宮崎でも、誰もが乗ってみたいと思うような魅力的な電車が走っているのです！

JR九州が宮崎駅～南郷駅間で運行を開始した、観光特急列車「海幸山幸」。このリゾート列車は10月10日から運行を始めて以来、指定席が満席の状態が続いているという人気ぶりなのだそうです。

車両は高千穂鉄道より購入した2輌を改造したもので、コンセプトは「木のおもちゃのようなリゾート列車」。外観やインテリアには地元の飫肥杉を使用しているのだとか。

先日、日南に訪れた際、油津駅でたまたま海幸山幸の特別内覧会が催されており、この木の温もり溢れる外観や、お洒落な内装を直で見る機会がありました。確 かに魅力的なデザインで、人気が出るのも納得！実際は客室乗務員の方による観光案内や、沿線の特産品などを売る車内販売等もあったりするそうなので、県外からの観光客の方にも喜んでもらえそうですよね。

ちなみに車両のデザインは、九州新幹線「つばめ」などの設計で高い評価を得ている水戸岡鋭治氏によるもの。また、車内放送のBGMや発着時のメロディー等は人気バンド「カシオペア」のメンバーとして活躍した、鉄道マニアとしても有名な向谷 実氏が制作したのだそうです。もうそれだけで、きっと全国の鉄道マニアから注目されるのではないでしょうか!?

そんな海幸山幸なのですが、毎日運転ではなく2月28日までの土曜・休日と12月26日から1月3日の運行となります。皆さんも是非！この期間中に、おもちゃ箱から飛び出したような観光列車・海幸山幸を体感してみてください！