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Vol.744 宮崎県の県鳥
みなさんは宮崎県の県鳥をご存知ですか?
宮崎県の県鳥はコシジロヤマドリと言うヤマドリの亜種なんです。
私もまだ、本物を見たことがないのですが、写真を見た感じではキジに見た目が近かったですね。
まぁ、それもそのはずで、分類体系をみるとキジ目に属しています。
コシジロヤマドリの名前の由来は、名前の通り腰部分が白くなっているらしく、5種いるヤマドリの亜種の中で、一番色が濃くなる種類らしいです。
現在、狩猟用に放逐された他地域のヤマドリ亜種との交雑が進んでおり、消滅が懸念される準絶滅危惧種に登録されています。
そのため、鳥獣保護法で捕獲や飼育をすることが禁止されています。
宮崎県では霧島山系や双石山の周辺に生息しているらしいのでうまくいけば見ることが出来るかもしれません。
この、宮崎県の県鳥を選ぶ際にコシジロヤマドリの他にアオバト・ヒュウガカケス・シラサギ・メジロが候補に上がっていたそうですが、シラサギやメジロなどメジャーな候補を抑えて県鳥の座を勝ち取っているのですから当時はもっとたくさん居たんでしょうね。
もしかしたら、これから先宮崎県の県鳥が存在しなくなってしまうかもしれません。
そう考えると酷く寂しくも思えますが、自然交配をどうにかできるとも思えません。
なので、ゴールデンウィークにコシジロヤマドリを探しに行くのも良いかもしれませんね。