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Vol.714 残さんね「宮崎弁」
やってきました!年度末&年度始め!!
この嵐は、社会人になってからでないと分からないものですw
えぇもぅ・・・・校正の人である私の机の上は、とんでもないことになっています(笑)
それに加え、「電話の嵐」に「急ぎの嵐」・・・新入社員の皆さんは、来年じっくり味わえますよ・・・。
さて、今回は「方言」についてです。
「方言」は、印象的で独特の言い回しがあり、県民性を象徴するものでもあります。
宮崎県の某新聞社が今年創刊70周年を向かえ、その記念として企画されたものが「残さんね宮崎弁」という事業。
県民を対象として「この先ずっと残したい方言はなんですか」と、ハガキやホームページでアンケートを行いました。約半年の応募期間で1243件の応募があり、これらを集計してランキングを作成。その後、国語学研究室との共同作業により、応募件数上位の中から「全国に誇り、次の世代に残していきたい」「県民性を表している」などの点から選考していったそうです。
そして大賞に選ばれたのが『てげてげ』
宮崎県民の皆さん「えぇ?!」と思われた方もいるのではないでしょうかw
「てげてげ」と聞くと、「いいかげん」というマイナスイメージで使われることがけっこうあります。
しかし裏をかえせば(?) 『無理せず、ほどほどに』という意味を持っています。相手をいたわる優しさ、安らぎや癒しを感じる言葉として、最も多い応募があったそうです。
「日向時間」という言葉があるくらい、のんびりでマイペースな宮崎県。いいかげんなだけじゃないんですよ!(きっと)やるときはやるんです!でも、やりすぎはストレスのもと。だいたいでいい時は、「てげてげでいいっちゃが~」なのです!(笑)
その他には「ちゃわ・ちゃが(~だよね)」など応募があり、以下の方言が各部門賞に選ばれています。
○美しい方言賞・・・むぞらし(かわいらしい)
○優しい方言賞・・・おーきん(ありがとう)
○ねぎらい方言賞・・・だれやめ(晩酌)
○伝統方言賞・・・めあげもそ(ごめんください)
○ユニーク方言賞・・・ちんがらっ(めちゃくちゃ)
○実は方言で賞・・・えぎれ(空腹で気分が悪いこと)
ん~・・・祖父母が使っている方言もありましたが、中には聞いたことないようなものも・・・w
昔ながらの宮崎弁の会話を目の当たりしたことがありますが、宮崎県民ながら全く会話についていけなかったことを思い出しました。
方言も時代によって変化していくもの、新しく生まれるものもあります。
県の大事なシンボルですから、長く残していきたいですね♪