トップページ » Staff Blog » Vol.697 みやざきエコトマト

Staff Blog

Vol.697 みやざきエコトマト

投稿者: | 2010年03月25日(木) 00:06:52

今日は「みやざきエコトマト」を紹介します。野菜界の女王的存在ですね!

みやざきエコトマトは8月に種を撒き、数日で発芽し、いきなりひんやりする26℃ほどのクーラー室に移されて、病気に強い他のトマトの品種の台木に接木されます。霧吹きなどでクーラー室の湿度を高めて4〜5日して接木の具合を確認し、再び暑いハウスに移され、鉢に植え替える“鉢あげ”が行われます。水分を控えめに育てるのが甘いトマトづくりのポイントで、10月には花をつけて花にホルモン剤をふきつけたり、マルハナバチを放して受粉を助けるなどしています。まだ実が成っているわけでもないのに大変な作業ですよね〜。

花から2ヶ月ほどで赤みのやや濃いトマトが実って11月末から12月初めにかけて収穫が始まっています。糖度不足を解消する為に、トマトの根のまわりを特殊布で囲って育てる“根域栽培”に切り換えている農家が多いみたいです。特殊布は、水分は通すが根が布の外に伸びない仕組みになっています。

根のまわりに栄養分を集中する方式で、窒素、リン酸、カリの肥料三要素に加えてマグネシウムやモリブデンなど微量成分を含んだ溶液栽培が行われています。水分を自動的に補給して根の活動をコントロールすることで高糖度の甘いフルーツトマトが誕生するそうです。

ハウスの天井付近には、大型の送風機が取り付けられていて、室内の空気がよどまないように風を循環させています。また、ハウスのカベ側には、害虫の混入を防ぐ風通しのよいネットも張りめぐらせています。ハウス栽培はどうしても病害虫が発生しやすくなるのですが、農薬の散布を減らすなどして甘いトマトづくりの挑戦が続いています。

最初から最後まで大変な作業が続きます。皆さんはこのような苦労があると思いながらトマトを食べた事はないのではないでしょうか?

トマトはガン予防のACE(エース)と呼ばれ、ビタミンA、C、Eが特に豊富です。1個でこれらの標準摂取量の2、3割をカバーします。トマトは熟するにつれて葉緑素がカロチノイドに変化していきます。そのほとんどが赤い色素のリコピンです。リコピンは強い抗酸化効果(β-カロチンの2倍、ビタミンEの1000倍)を有することから、ストレス、喫 煙、飲酒、紫外線などによる生体の活性酸素の除去、悪玉コレステロールの酸化防止による血管の掃除などに効果的です。他にも痴呆の予防、血糖値の抑制効果など多くの機能性が報告されています。

みやざきエコトマトはメタボで愛煙家の僕に最適な野菜なのかもしれません・・・。嫌いというわけではないのですが、あまり好んで食べないので、これからは進んで食べようと思います。私と同じ境遇の方!私と一緒にトマトを食べませんか?

このページの先頭へ

宮崎県宮崎市のホームページ制作会社。デザイン、SEO(検索エンジン最適化)、ホスティング等の総合的なWeb戦略:有限会社磁

〒880-0857 宮崎県宮崎市小戸町99番地 TEL.0985-60-1700 FAX.0985-60-1710