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Vol.623 いい味出してる乾しいたけ
今日は出汁のカリスマ「乾しいたけ」について紹介します。この乾しいたけも「みやざき乾しいたけ」としてみやざきブランドに入っています!
原木しいたけは、スギや広葉樹などの林内で栽培されているため、寒さや風、雨などの影響を受けやすくなります。
しいたけは、芽が出た後に乾燥した冷たい風が当たると生長が止まったり、収穫直前に雨に当たったりすると、乾燥しても色が悪くなります。
また、乾燥する際も、しいたけの水分状態や大きさなどで適正な乾燥条件が異なり、間違った条件で乾燥すると色が悪くなります。
そのため生産者は、寒風や雨が当たらないようにしいたけ一つ一つに袋をかけたり、乾燥する際には、しいたけの水分状態等の違いで温度などの乾燥条件を調整したりといろいろな工夫を行っています。
このようにしてできたみやざき乾しいたけは、とても香りが高く、濃厚な味わいになります。出汁取りにピッタリです!
商品ブランド認証基準として、次のような項目が挙げられています。
(1)国産原木を使用した原木栽培であること
(2)「宮崎乾しいたけ安全・安心栽培指針」に基づき栽培されたもの
(3)「乾しいたけトレーサビリティ実施要領」に基づく栽培管理等が記帳されていること
(4)トレーサビリティシステムが確立されていること
(5)JA宮崎経済連の品柄別区分で香信(こうしん)、香菇(こうこ)、冬菇(どんこ)で次の基準を満たすもの
形状:菌傘は全開せず、特有の形状、色沢を有するもの
ヒダ:ヒダの欠け、倒れが少ないもの
香気:しいたけ特有の香気が高いもの
乾燥:水分含有率が13%以下のもの
(6)出荷期間中に月2検体以上の残留農薬検査が実施されていること
となっています。なんか難しいですね〜(笑)味というよりも、管理や見た目の審査が中心になっています。
毎回みやざきブランドを紹介してきて思うのですが、みやざきブランドの審査は厳しいですよね!ただ、その審査を乗り越える事で、消費者に安心・安全で、おいしい農産物を提供する事ができているのです!「みやざきブランドの審査は、消費者との壁」、消費者の皆さんにいいものを提供しよう!と思うことで、生産者の皆さんは壁を簡単に越える事ができているのではないでしょうか。これからもその気持ちを忘れずにがんばってほしいですね!