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Vol.603 いちごの季節
今日紹介するのは旬の果物いちごです。生で食べても加工してもおいしい、果物界の女王と言ってもいのではないでしょうか?
いちごの語源ははっきりしていません。英名のStrawberry(ストロベリー)の語源は“Straw(麦わら)を敷いて育てた”や“Straw(麦わら)に包まれて売られていた”、“散らかす、一面を覆う、を意味するstrew(strawの古語)”などいろいろな説があります。
可食部(赤い部分)は花托の発達したものであり、表面に分布するつぶつぶがそれぞれ果実になります。つぶつぶは実は果実にあたるんですね〜。このような形態をとるものをイチゴ状果と言います。独特の芳香があり、属名のFragariaはラテン語で「香る」という意味です。ビタミンCが豊富なので、抗酸化物質として知られるポリフェノールの一種であるアントシアニンを多く含んでいます。生で食べる他、ジャムに加工されることが多いです。
受精すると花托の肥大が始まりますが、一部受精していない雌しべがあるとその部位の肥大は弱くなります。したがって形の整った果実をつくるためには、全ての雌しべが受粉するようにすることが大切です。最近の受粉の作業はビニールハウス内にミツバチを放して行わせています。流通しているイチゴの多くはハウス栽培によって作られています。
また、粒の大きさを揃えるなどの見た目や収穫時期を気にしないのであれば、家庭菜園でも比較的簡単に栽培できます。地方によっては、自家用に畦道の脇に栽培していることもあります。そういう光景を一度は見てみたいものですね〜。
かき氷のシロップ、牛乳、キャンディーなどのいちご味のものの多くはイチゴの成分が全く含まれていないんですって!酢酸アミル、アネトールなどを配合して作ったイチゴ香料と赤い着色料で表現していることが多いとのこと・・・いちご味って言っていいのですかね?
宮崎県の収穫量は全国的に見てあまり多い方ではありませんが、追い抜けマンゴー!追い越せたまたま!の気持ちでがんばっていってほしいですね!