トップページ » Staff Blog » Vol.489 花見の始まりはいつ?
Staff Blog
Vol.489 花見の始まりはいつ?
今年の宮崎市内の桜の開花は少し遅いような気もしますが、会社近くの文化の森では昼から夜にかけてたくさんの人が花見を楽しんでいます。桜の方はまだ5分咲きといったところでしょうか。
そもそも花見という文化はいつから始まったのでしょう。気になったので調べてみました。
花見の始まりは奈良時代。中国から伝来した梅が鑑賞されたそうですが、平安時代になり桜へと変わってきました。「日本後紀」によると、嵯峨天皇が812年に神泉苑という寺院で「花宴の説」を催したとされ、これが記録に残る最初の桜の花見だという説があります。初めは天皇主催の定例行事とされていましたが、江戸時代、徳川吉宗が江戸の各地に桜を植えさせ花見を奨励してから花見の風習が広く庶民に広まっていったそうです。
余談ですが、桜の開花期間の短さと、その花の美しさはしばしば人の命の儚さになぞらえることがあり、そのため古来、桜は人を狂わせるなんてことが言われています。まあ、確かに花見の席には、お酒におぼれ狂喜乱舞する人もたまに見られますね…。
さて、花見の話ついでに、宮崎の桜の開花情報をちょっとばかし。
宮崎には花見スポットが数カ所ありますが、日本さくら名所100選に選ばれている母智丘公園はすでに散り始め、山一面に桜が広がる花立公園も散り始め。鑑賞の際はお早めに。また西都原古墳は今が満開です。週末は天気が崩れそうですが、5日土曜まではなんとか持ちそうですよ。それではよい週末を。