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Vol.372 チャンピオンベルト返上!?
宮崎県綾町が誇る観光スポットで、綾南川の照葉樹林帯に架かる照葉大吊橋が、近く高さ“世界一”のチャンピオンベルトを返上することになったそうです。 新チャンプの名乗りを上げた吊橋とは…何と!?お隣の県にある大分県九重町だそうです。10月、長さ高さとも綾の照葉大吊橋をはるかにしのぐ歩行者専用橋 が完成するとのこと。綾町サイドでは「橋は負けても照葉樹林は日本一だ!!」主張しており、愛称を「世界一」から「日本一の照葉樹林を結ぶ照葉大吊橋」に変更するとの声明。
照葉大吊橋は1984(昭和59)年、照葉樹林の保護を目的に、1億2000万円をかけ建設し、長さ250メートル、高さ142メートルで歩行者専用としては世界一を誇ってきた「歩く吊橋世界一」の石碑が建て、記念撮影ポイントになっていたのだが…一方、九重町サイドがなん と20億円をかけて「九重“夢”大吊橋」なる長さ390メートル、高さ173メートルの吊橋を建設中。
これに対し綾町は早くも対策と採っており観光パンフレットを改訂し「世界一」から「世界最大級」と改めるなど“脱つり橋”の取り組みを始めていたとのこと。照葉樹林を前面に押し出し滞在型観光地への変身を図っているようです。
世界一を返上するのは惜しい気がしますが、原点回帰し、自然を大切にすることでは“世界一”になっているのでは…。争いは良くないですもんね。