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Vol.429 2006年 延岡・竜巻災害のこと、覚えてますか?
私事ですが、ふるさと延岡市から宮崎市へ越してきてもう1ヶ月が過ぎようとしています。早いものです。去年一年間ふるさとで過ごした時間の中で、一番強く胸に焼き付いているシーンは「竜巻」です。私も竜巻被害者の一人で、恐怖で体が震えた瞬間を今でも鮮明に覚えています。
去る平成18年9月17日日曜日。その時接近していた台風13号に備えアパートで静かに過ごしていたところに「竜巻」は突然やってきました。ものすごい地響きのような音がだんだんと近づいてきて、石や瓦などの破片が窓を破って部屋へ飛び散り、部屋にあった書類や小物を噴き乱しました。静かになり、ワケも分からず隠れた押入からそっと出てみると、窓の外は別世界にように見えたのを覚えています。映画のワンシーンのようでした。発表された情報では、幅150から250m、直線距離7.5km、移動速度は20m/秒、70km/時の速さだったということです。この竜巻による被害状況は、負傷者は死亡された3人を含め146人、被害家屋は765世帯と言われています。悲惨です。
あれから4ヶ月が経ち、ずいぶん復旧も進みましたが、未だに「竜巻」の爪あとが残っている地域もあります。町並みの復旧もですが、被害者の心のケアを積極的に支援しようと色々な活動もされているようです。
今月13日タレントの萩本欽一さん率いる「茨城ゴールデンゴールズ(GG)」が、竜巻被害を受けた延岡市で復興支援のチャリティー交流試合をしたそうです。とても嬉しいことです。宮崎を愛してくれている皆さんの温かさが、うかがわれます。
天災というものを防ぐことはできませんが、災害を最小限にとどめる準備はできます。明日は我が身といいますので、皆さんももしもの為に防災の準備をしておきましょうね。