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Staff Blog
Vol.885 郷土の名木「ホルトノキ」
いつも気になっていたんですが、市役所から一ッ葉の方へ県道11号線を走っていると昭和町交差点の所にポツンと一本だけ立っている木があります。
良く見てみると木の下には「郷土の名木 ホルトノキ」と書かれています。
一体何なんだろうと思って調べてみると、綾町に全国第2位の高さのホルトノキがあるんだそうです。国指定の天然記念物にもなっています。しかも、実はホルトノキは並木としても植えられていて、市役所の前から伸びる松橋通りの並木はホルトノキなんです。意外と身近な木だったんですね。
それにしても、ホルトノキって変わった名前ですよね。この名前の由来も結構変わっていて、江戸時代の学者・平賀源内がこの木をオリーブの木と間違えてポルトガルの木(オリーブはポルトガルが原産のため)と呼んだことから、ポルトガルの木→ホルトの木となりホルトノキという名前になったんだそうです。
このホルトノキには変わった特徴があって、常緑樹なのですが、古くなった葉は紅葉して落ちていきます。なので、葉っぱに1,2枚赤い葉が混ざっているかどうかでホルトノキを見分ける事が出来るんですよ。
と、言ったらどれがホルトノキか分かった人も多いんじゃないでしょうか。私も数枚赤い葉が混ざってる木を見た覚えがあります。今度は注意深く並木の木を観察してみたいと思います。
皆さんも探してみてはどうですか?身近な場所でもホルトノキを見つけられるかも知れませんよ!
Vol.884 豊かな命を育む「小丸川」
夏は海ではなく川で泳ぐという人もいますよね。私もその一人です。夏はもっぱら川へ泳ぎに行っていました。
今日はそんな川の話題です。
宮崎のちょうど真ん中を流れる小丸川は流域の90%は山林で、流域人口の70%が下流の高鍋町や木城町に住んでいます。
つまり、小丸川の周りのほとんどは自然の環境なんです。そのおかげで小丸川の周辺には豊かな生態系が育まれています。
尾鈴山の麓に沿って流れる小丸川周辺には、尾鈴山でしか見られない固有種である「キバナノツキヌキホトトギス」や日本で一番小さなトンボである「ハッチョウトンボ」などが生息し、「ミズキンバイ」、「ヒメコウホネ」、「ガガブタ」などの希少な植物も生息しています。
河口付近には日本原産のハイビスカスである「ハマボウ」が群生していてその規模は県内トップクラスです。この「ハマボウ」も多くの府県で絶滅危惧種に指定される貴重な植物なんですよ!
そんな豊かな自然環境の残る小丸川は、かつて作家の武者小路実篤も訪れ、彼の目指した理想郷建設の地として選びました。小丸川の自然は実篤にとってユートピア(理想郷)と感じられるほどの魅力を持っていたんですね。木城町石河内地区に作られた「新しき村」は今も「日向新しき村」として受け継がれています。
それほど豊かな自然が残る宮崎県はやっぱり素晴らしいですね。小丸川の自然環境をこれからも守っていってほしいですね!
Vol.882 立ちあがっど みやざき!
今週一週間は天気の変化が激しかったですよね。
皆さんは、体調を崩したりしていないでしょうか?
急な激しい雨によって、濡れたまま冷房を浴びてしまった99は、体が冷えてしまいましたよ……。
皆さんは、今日のブログのタイトルに見覚えがあるでしょうか?
ポイントは、「聞き覚え」ではなく、「見覚え」というところです。
この「立ちあがっど みやざき」は、宮崎市の有志グループが口蹄疫被害からの復興を応援しようと販売している、オリジナルデザインのTシャツに書かれているものなんです。
元々は、「みやざき」ではなく、「つの」と書いてあり、その名の通り、7月に都農町で限定販売されたものだったそうです。
この「つの」Tシャツは、300枚製作されたのですが、すでに完売してしまっているほどの人気でした。
このTシャツのデザインを一部変更したのが、「立ちあがっど みやざき」Tシャツなんです。
とても可愛い牛と豚の絵も描かれているのですが、このデザインは宮崎市に住む宮日美展無鑑査の洋画家、大上敏男さんが手がけています。
これから復活に向けて動き出す宮崎にぴったりのデザインですよね。
このTシャツ、1枚1500円で販売し、そのうち300円は県に寄付するそうです。
可愛いデザインで、そのうえ、宮崎の復興にも貢献できるこの「立ちあがっど みやざき」Tシャツ。興味を持たれた方は、ぜひとも買ってくださいね。
Vol.881 夏の夜空を彩る華。
昼の空には入道雲がもくもく浮かんでいます。夏真っ盛りですね。夜の空にも夏の風物詩が天を飾ります。夏の夜空を彩る華。それは花火!楽しみにしている人も多いんではないでしょうか。
日本では200年以上もの歴史を持つ花火。江戸時代に鍵屋という店が作ったのが最初なんだそうです。
その鍵屋から暖簾分けをして生まれたのが玉屋です。花火大会では鍵屋と玉屋の花火が打ち上げられ、これを応援する掛け声がありました。その掛け声がよく花火で言う「かぎやー、たまやー」というのは皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。とは言っても、今は「たまやー、かぎやー」なんていう人はいるんですかね?
そして、今でこそ花火は色とりどりの色が使われますが、昔は一色だけだったんですよ!これは和火(やわらび)といって出るのは鮮やかな橙一色のみ。この橙一色でどこまで綺麗な花火を作るかというのが職人の腕の見せどころだったのです。
この和火ですが、今改めて注目されているんだそうです。江戸の粋が込められた決して派手ではないけれどどこか趣を感じる。そんな良さが見直されているんですね。今では和火が打ち上げられる花火大会もあるようです。もしかすると、どこかの花火大会で和火が見れるかもしれませんよ!
宮崎では、サマーフェスティバルin一ッ瀬や宮崎みなとまつりなど、これから花火大会の予定もいっぱい!是非是非今年の夏も花火大会で盛り上がりましょう!
Vol.880 貴重な資料を大公開!小村記念館
甲子園の組み合わせが発表されて、いよいよ全国高校野球がスタートしますね。
延岡学園の活躍が楽しみな99です。
日南市の国際交流センター小村記念館で、夏休み特別展として「飫肥城歴史資料館新収蔵品展」が開催されています。
この1年間に歴史資料館に寄贈された資料の展示ということで、鎧や伊東家の家系図など展示品の多くは初公開のものなんだそうです。
主催は飫肥城下町保存会という所で、貴重な資料なのに保存しているばかりではもったいない。ぜひ色々な人に見てほしいという思いがあるそうですよ。
また、展示室の外では「県立図書館巡回展」も開催されています。
こちらも、飫肥城下町保存会が県立図書館と共同で主催しているもので、明治時代から昭和時代にかけての油津や県内の風俗文化の写真が展示されています。
どちらの展示会も8月17日までとなっているので、ぜひとも足を運んでみてくださいね。
Vol.879 秋篠宮さまも応援。頑張ろう!宮崎
全国から集まった高校生たちや、観光客の方たちにとっては、熱くて短い5日間になったことでしょう。
宮崎の様々な場所を盛り上げてくれた大きなイベントが終了してしまうのは、大変残念ですが、関係者の方々は、一先ず5日間お疲れさまでした。
この高総文祭での盛り上がりを維持して、みんなで宮崎の元気を取り戻していきましょう。
この大イベントに合わせて来県されていた秋篠宮文仁親王、親王妃紀子様ご夫妻と次女の佳子内親王は、2日には高総文祭を観覧された後、高鍋町の口蹄疫発生農家の方などに見舞いの言葉を掛けられたそうです。
その後、高千穂町を訪れ高千穂夜神楽を、翌3日には天岩戸神社や高千穂峡を訪れるなど、宮崎を堪能されたご様子で帰京されたそうですよ。
口蹄疫で敬遠されがちな宮崎を楽しんで頂けたことが嬉しいですね。
今回の問題で、宮崎は良くも悪くも注目されているので、この機会に宮崎の素晴らしさを伝えていけたらいいですよね。
高総文祭が終わっても、宮崎の各地でイベントが企画されていますし、県外からも宮崎の復興のための企画が出ているそうなので、一丸となって盛り上げていきましょう!
Vol.878 たんけんミュージアムで”みる”の大冒険!
毎年行われている「たんけんミュージアム」。今年も宮崎県立美術館で開催されています!
今回のテーマは「”みる”の大冒険!」です。謎を解いたり楽しみながらアートの世界に親しんでいくことができます。
クイズを解きながら作品を楽しむ「みっけた もり」や霧の中に潜んでいるものを当てる「きりの なかの かたち」など、楽しめる仕掛けがたくさんあります。冒険の最後には、アート・マスターだけが辿りつけるという「みるの きゅうでん」が待っています。
展示されている絵は、低い位置に設置され子供たちにも見やすくなっています。いつもは見るだけで子供たちにとっては退屈かもしれない美術館も「たんけんミュージアム」では遊びながら絵に触れ合うことが出来るのでとても楽しいはずです。
いつもとはちょっと違う美術館。大人も十分楽しめるのではないでしょうか。私も行きたくなってしまいました。
たんけんミュージアムは9月5日まで県立美術館で開催されています。是非お子さんを連れて、来て見て楽しんでください!
Vol.877 熱中症にご用心!
まさに夏真っ盛りという感じです。
昼間にふと外を見ると、夏休みということもあり、子どもたちが外で元気よく遊んでいるのですが、冷房の効いた部屋から出たくない99は、燦々と降り注ぐ太陽の中走り回る子どもたちの姿に、自分がもう若くないと思い知らされてしまいました。
厳しい暑さが続き、全国各地で熱中症の被害が相次いでいるそうです。
外で遊んでいる子どもたちはもちろん、日中外を歩き回る機会の多い方も熱中症には十分気を付けなければいけませんよ。
熱中症とは、暑さで体の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調整がうまくできなくなることによって発症する症状のことですが、最悪の場合死に至ることもあります。
子どもやお年寄りの方は、若い人と比べて特に注意が必要なんだとか。
とはいえ、働き盛りの社会人に全く関係ないというわけではありません。
汗をかいた時は、のどが渇いていなくても水分の補給をするように心がけましょう。
また、汗をかいて水分をとると、血中の塩分濃度が薄くなり、熱中症が進みやすくなるので、しょっぱいものを食べるように心がけることも大切なんだそうです。
注意してほしいのが、熱中症は炎天下の環境だけの症状ではないということです。
湿度が高い場所でも注意する必要があるんですよ。
湿度が高い所では汗をかきにくいため、体内に熱がこもりやすくなってしまうのです。
この場合は、体内の熱を逃がす工夫が必要ですよ。
みなさんも宮崎の暑い夏を元気に乗り切るために、体調管理には気をつけましょうね。
Vol.876 宮崎を明るく元気に!「ラクミメロンパン」
ラクミメロンパンとは口蹄疫の復興のため高鍋農業高校が作った、乳酸菌飲料「ラクミ」を使ったメロンパンです。
「ラクミ」って何?って思いますよね。
ラクミというのは高鍋農業高校独自で作られている乳酸菌飲料です。このラクミは高鍋農業高校ではすごい人気で、すぐに売り切れてしまうそうです。1本1本丁寧に作っているので1度に250本しか出来ないんだとか。
そんなラクミを生地に使い日向夏のクリームをサンドしたこのラクミメロンパンは去年10月に期間限定で発売されていて、各地で人気だったそうです。
そして今回、口蹄疫の被害でダメージを受けた宮崎の元気を取り戻すため、期間限定で再発売されることになりました。パッケージには「宮崎を明るく元気に」とメッセージも添えられています。
8月23日まで九州地区のローソン925店舗ですでに販売されています。お店で見かけた人も多いのではないでしょうか?
私もお店で見かけたので買って食べてみました。甘酸っぱくて不思議な味、こんなメロンパン食べたことない!人気が出るのも納得の味でした!
まだ食べてない人は是非食べてみてください!
Vol.875 数々の苦難を乗り越えた「小戸神社」
昔は、大淀川の河口付近に建っていたそうです。しかし、地震による津波で海に沈んでしまい、違う場所に移転されました。けれど、さらに小戸神社は戦乱に巻き込まれ宝物や旧記などを失い、昭和9年に現在の場所へやってきました。
小戸神社は祭神として伊弉諾大神を祀っています。伊弉諾大神は初めて結婚をした神様として知られており、そのことから縁結びや物事を良い方向に進めるご利益があるとされています。元々海の近くにあったため、航海の安全を守る神様としても信仰されています。境内にある一対の石灯籠は、宮崎で最も古い豪商の日高屋から奉納されてものなのだそうです。
他にも、初めて禊を行った神様であるため、お祓いの神様としても信仰されていて、厄祓いや七五三に訪れる方も多いそうです。
小戸神社が地震や戦乱に巻き込まれながらも今のように存在し続けてこれたのはこのような厚い信仰があったからこそなのです。
私も先日行ってみましたが、綺麗ににされていてとても空気が澄んでいて気持ちよかったです。数々の苦難を生き抜いてきた小戸神社。これからも、大事にされていってほしいですね。