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Vol.863 青島神社の祭事「海を渡る祭礼」
今日のテーマは、「海を渡る祭礼」です。
聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、このテーマ過去に使われているんです。
「使いまわしかよ!」と思った方、そうではありません。
この祭事は2日に渡って行われるものなのですが、前回は1日目について書かれています。
興味のある方は、Vol.345をご覧ください。
そして今回は、2日目についてご紹介していきます。
7月の24日、25日の2日に渡って行われた「海を渡る祭礼」ですが、2日目は前日に回っていない地区を回って、再び青島神社に戻ってくるという内容になっているんだそうです。
実は、今回の祭事のことは、全く知らずに、ブログのネタを探しに青島の海岸をフラッと訪ねたら、たまたま御神輿が青島神社に奉納されていくところだったという…なんともラッキーに恵まれた出来事でした。
当然、慌てて神輿の後を追いかけて行ったことは、言うまでもありません。
しかし、「海を渡る祭礼」のことなど全く知らない99はその光景を見てビックリ!
青島神社の境内で神輿をグルグル回しているではありませんか。
しかも、周囲の人たちは、神輿を担いでいる人たちに思いっきり水をかけているのです。
あまりの迫力と不思議な光景に、少しの間呆然としてしまいました。
最後の最後まで力の限り神輿を担いで回り続ける姿にはとても感動しました。
今年は口蹄疫の影響で、開催が危ぶまれたそうなのですが、疫病退散の祭りということもあり、無事執り行うことができたのだとか。
口蹄疫からの復活を目指してこの祭事から頑張っていきたいですね。
Vol.861 全国に誇る「刈干切唄」
刈干切唄とは、高千穂~五ヶ瀬にかけての山村で萱を鎌で刈り取る時に歌われる労作唄です。昔、小学校の頃に習ったような記憶があります。けれど、聞いたことがあるかと言えば、全くありませんでした。
しかし、刈干切唄は全国的に知られる労作唄なんです。全国大会も開かれるんですよ!すごいですよね!
刈干切唄のファンも多いんです。私も聞いてみたんですが、なるほど、確かにどこか懐かしいような気分にさせられ心が和みます。すっかり私も刈干切唄のファンになってしまいました。
昔は、高千穂~五ヶ瀬の地方では草刈りの季節になると、あちこちで声が上がり一日中絶えることがなかったそうです。昔の人は山から刈干切唄が聞こえてくると、もうそんな季節かぁなんて言っていたんでしょうか。そんな情景がふと浮かんできました。
今でも刈干切唄は人々に愛され、アレンジされるなど全国的に歌われています。そんな、唄が宮崎から発祥したなんて誇らしいですね!
Vol.860 「三ノ宮峡」で涼を取ろう
学校も夏休みに入っていよいよ夏本番といった感じですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
昨日に引き続いて、暑さにやられている夏生まれの99です。
うーん、昼間の日差しが殺人光線のようだ……。
こんな時は、どこか涼しい場所まで足を延ばしたく(逃げたく?)なりますよね。
ということで、今回のテーマは暑い夏にぴったりの「三ノ宮峡」です。
三ノ宮峡は、小林市にある渓谷で、昭和53年3月に県の緑地環境保全地域に指定され、平成8年7月には“櫓の轟”が、環境庁から「残したい日本の音風景100選」に認定、平成14年9月に、読売新聞社から「遊歩道100選」に選ばれるなど、その自然は高く評価されているんですよ。
小林市でも豊かな自然環境を守るための努力をしているそうです。
三ノ宮峡の見どころといえば、高さ30メートルを超える「びょうぶ岩」や、「かっぱ洞」という名前の50畳敷もある岩のほら穴、さらには、畳を敷き詰めたように見える「千畳岩」などたくさんあるのですが、一番のおススメはやっぱり、さっきも書いた「櫓の轟」でしょう!
落差7.5メートル、水深3メートルのこの滝は、まわりで聞いていると沢音のようなのですが、ひとたび滝壺を覗き込むと淵に篭った滝音が轟きわたります。
見どころはたくさんあるのですが、水際と木々の作り出す涼やかな空気を感じるだけでも十分かもしれません。
今度の週末は、夏の暑さを忘れて、自然の中をゆっくりと散策してみてはいかがですか?
Vol.859 藩を救った「飫肥杉林業」
延岡出身の私は全く聞いたことなかったのですが、宮崎に越してから結構耳にする機会が多いので県南では結構有名なんじゃないかと勝手に思っています。
飫肥杉の歴史は400年近い歴史があり、江戸時代に藩の財政を立て直すために始められたことが始まりだと言われています。
昔、財政の厳しかった飫肥藩は山林平野への杉の植林を奨励し木材を各地に出荷していました。しかし、植林はあまり進まず山林は荒廃していく一方でした。
そこで、1718年に当時の藩主・伊東佑実は希望者に領地を貸して、その利益を折半する「5民5官制度」という画期的な方法を生み出しました。このことで、植林事業は急速に発展。山林からの収益が藩の財政を大きく支えるようになったのです。
この「5民5官制度」というのは「部分林業制」とも呼ばれ、現在でも行われている制度です。藩の財政を救った藩主・伊東佑実はなかなかの切れ者ですね。
北郷の県道28号沿いにある飫肥杉峠展望台からは、この400年の歴史を持つ飫肥杉の森を眺めることが出来ます。一面に広がる飫肥杉だらけの景色は圧巻!当時の繁栄を物語っています。
Vol.858 「コアジサシ」のためにできること
梅雨明けから早2日、昨日今日と2日続けて快晴です。雲ひとつない爽やかな青空!
うーん、気持ちがいいじゃないか。
…とはいきません。、照りつける太陽があまりにも強すぎますよ……。
早くも夏バテ気味の99です。
さて、今回はコアジサシのお話です。
いきなり話が飛んだと思いましたね?いえいえ、梅雨明け→夏→夏鳥→コアジサシとなるわけです。
それでは、コアジサシのお話に進みましょう。
あっ!写真の卵はコアジサシのものではなく、イメージですので、あしからず。
ちなみに、コアジサシは地面にくぼみを作って、そこに2,3個の卵を産むんだそうです。
このコアジサシは、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている鳥で、日本での繁殖地となる場所の減少に伴い、その数を減らしているのだそうです。
そんな中、ここ宮崎でコアジサシの集団営巣が確認されました。
宮崎市佐土原町下富田の一ツ瀬川河口でコアジサシの営巣が285ヶ所も確認されたそうですよ。
最近では、これだけまとまった数での営巣は全国的にも珍しいんだとか。
せっかく営巣できる環境が見つかったのだから、これから毎年訪れて、どんどん数を増やしていってほしいものですね。
そのために私たちができることは、コアジサシが安心して営巣できるように今の環境を守っていくことですよね。
コアジサシの大営巣が、宮崎の新しい夏の風物詩になるように皆で頑張っていきましょう。
Vol.857 生目神社は目の神様!?
実は書いて字のごとく目の神様なんだそうです。全国的に有名で眼疾に霊験あらたかだとして北海道からわざわざ参拝に訪れる方もいるそうです。
生目神社のある亀井山はシラス大地で出来ていて、6カ所から湧水が出ているんですが、この湧水にはホウ酸が含まれています。このホウ酸、目薬に使われる成分なんです。そりゃ確かに目にいいはずですよね!
そしたら、生目の由来も目にいいからなのか!と言えばそれだけでもないらしく、諸説あって藤原景清公がここで亡くなられてその活けるごとき霊眼を祭ったとか活目入彦五十狭芽尊(垂仁天皇)を奉祭したからだなどとも言われています。
生目神社の境内で目を引くのは鳥居をくぐると左側にある巨大なイチョウ。宮崎県の巨樹百選にも選ばれる巨木で樹齢なんと300年以上なんだそうです。
そして、本堂の右裏に回るともう一本の巨木、大楠に出会えます。これもまた樹齢100年を超える大樹です。更に、左側にはオガタマノキの巨木が!生目神社には巨木がいっぱいです。
生目神社は旧正月の15、16、17日には縁日祭が開かれ多くの人が訪れ賑わいます。今なお信仰の厚い生目神社、これからも多くの人に愛されていってほしいですね。
Vol.856 長かった梅雨があけました!
なかなか梅雨入りしないと思っていたら、今度はなかなか梅雨明けしないという……。
今年の梅雨前線は、宮崎に限らず、全国各地で土砂災害や集中豪雨による水害を引き起こしていますね。
宮崎でも都城市で土砂災害が発生してしまいました。
各地で記録的な豪雨を降らせた今年の梅雨前線ですが、トータルの降水量は例年の2~3倍にまでなったそうですよ。
さらに宮崎では、口蹄疫の対策にまで影響を与えていました。
雨のせいで作業が捗らず、家畜の殺処分や埋却作業がなかなか終わりませんでしたね。
そんな大変だった梅雨も明けて、いよいよ夏がやってきました。
梅雨明けから1日たった今日は宮崎各地で30度を超す真夏日となりました。
口蹄疫の問題も収束に向かっている今こそ、宮崎の暑い夏をみんなで盛り上げていきましょう!
Vol.855 髪長姫伝説!「牧ノ原古墳群」
都城市高城市には牧ノ原古墳と呼ばれる古墳群があります。そこには古事記や日本書紀にも残るこんな伝説があります。
昔、この地を治めていた豪族であるオオハナモチノミコトの妹で髪長姫と呼ばれる女性が居ました。彼女は優しい性格と容姿の美しさから多くの人々を魅了しました。その噂は人から人へと流れて遂には都まで届くほどになったのです。
その噂を聞きつけた天皇は是非会いたいと髪長姫を都へ呼び寄せました。そこで、髪長姫はオオササギノオウジ(後の仁德天王)に出逢い、彼に見初められ2人は結婚することになりました。そして、2人の間には一男一女の子供が生まれ幸せに暮らしたのでした。
よくありそうな話ですが、良く考えてみるとテレビも携帯電話もない時代に、都まで噂が伝わるってすごくないですか?それほど、髪長姫は美人だったんですね!
黒髪で長髪というのは正に大和撫子!って感じですね。一度お目にかかってみたいです。
牧ノ原古墳は、ちょうど髪長姫の時代この地の豪族たちによって築かれたものだそうです。そんな牧ノ原古墳群の中には髪長姫のブロンズ像が建てられています。さらに都城市の早水神社には、髪長姫とその兄オオハナモチノミコト、仁徳天皇の父応神天皇が祀られているそうです。
髪長姫の伝説を辿る旅、なんていうのも面白いかもしれませんよ。
Vol.854 心の苦を抜く『くぬぎ地蔵』
そう。シイタケです。では、そのシイタケを育む原木はなんでしょう?
それは、クヌギです。諸塚村のしいたけの館21のほたる橋エコパークには樹齢100年以上のクヌギから作られた「くぬぎ地蔵」があります。
なぜクヌギで作られているかというと…。
クヌギは「苦抜木」とされ、人の心の苦を抜くとして考えられてきました。昭和52年には村の木としても認定され、名産のシイタケの原木として村の生活を支えてきました。
そんなクヌギを使うことで、心の苦を抜き村を元気にしようという思いが込められているのです。
今では、ミニチュアくぬぎ地蔵やくぬぎ地蔵ストラップなんかも登場し、人気を博しているそうですよ!諸塚の豊かな自然とくぬぎ地蔵に癒しを求めて出掛けてみてはどうでしょうか!
Vol.853 家電の展示会から宮崎を盛り上げる!
3連休となった先週末、皆さんはどのようにして過ごされたのでしょうか?
私は、7月17日、18日の2日間に渡って開催された「米良電機」の展示会に行ってきました。
JA・AZMで開催されたこの展示会は、米良グループとその関連企業が合同で行ったものなのですが、一つの目的に向かってたくさんの企業が協力するというのは素敵ですよね。
展示品も大変充実していて、ホール内には米良グループの卸している家電製品がずらりと並び、ホールの外では関連企業の商品が所狭しと陳列されていました。
晴天に恵まれすぎて、大変な暑さだったにも関わらず、たくさんの見物客が訪れ、活気に満ちたイベントとなっていましたよ。
電化製品に興味のない人や子どもも楽しめるように、くじ引きやキャラクターを用意したり、屋台を出すなど工夫を凝らして、お祭りのような雰囲気を作り上げていたことがよかったのかもしれませんね。
写真ののぼりでも分かるように、今回の展示会は口蹄疫の問題で沈んでいる宮崎を盛り上げていこうという目的もあったようですね。
米良電機に続いてみんなで宮崎を盛り上げていきましょう!!