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Staff Blog
Vol.43 真っ赤に色づく「モミジ」のお話
高千穂峡に五ヶ瀬渓谷、えびの高原に関之尾・・・。豊かな自然に恵まれた宮崎には、多くの紅葉スポットが存在します。今年も山々が真っ赤に色付き、たく さんの観光客の目を楽しませてくれたようです。宮崎では大抵11月いっぱいが見頃のようですが、場所によってはまだ12月でも充分紅葉が楽しめるスポット もあるそうですよ。
ところで、モミジというのは元々、ある特定の木を指す名称ではないということは皆さんご存知でしたでしょうか?秋に色づく樹 木全般、またはその現象そのものを指して、モミジというのだそうですよ。そして特に鮮やかに紅葉するカエデのことを、いつしか「モミジ」と呼ぶようになっ たようです。ですから「〜モミジ」と呼ばれる木も、全てカエデ科の植物であるわけです。ちなみにカエデの葉が色づく仕組みはというと、木が葉を落とす準備 を始めると葉に栄養分が行かずに糖分が蓄積されるようになり、その糖分がアントシアンという赤い色素に変わっていくことで赤く染まる、というもので す。・・・しかしそう言われても、あれほどまでの鮮やかな赤色が出せるというのは、やっぱり不思議でならないですよね。
Vol.42 宮崎のサツマイモ、食べてみやらんね?
12月に入って一段と寒さが増し、ホカホカの焼きイモが美味しい季節になりました。焼き芋は電子レンジを使って簡単に調理する事ができ、栄養面も優れて いるので子供のおやつなんかにも最適ですよね。しかし本当においしい焼きイモをつくろうと思えば、やはり石を使って焼く、石焼イモが一番なのだそうです よ。電子レンジは短時間で焼くことが出来ますが、サツマイモはじっくり加熱することでデンプン質を分解する酵素が働き、甘くなるのです。ですから時間をか けて加熱する昔ながらの石焼は、理にかなった方法だったんですね。
さて、サツマイモは宮崎県の特産品の一つとして知られています。宮崎で採れる サツマイモの多くは串間市を主産地としています。そういえば幸島のサルも、よくサツマイモを食べてますもんね。宮崎にはこのサツマイモを使った食品がたく さんあります。たとえば、サツマイモを主原料にした芋焼酎や、餅と混ぜて練って作る郷土料理の「ねりくり」。他にもサツマイモを使ったジュースにソフトク リーム、さらにはケーキやうどんなんかもあるみたいですよ。甘くて美味しい健康食品・サツマイモが今、県内外で徐々に注目を集めてきています。
Vol.41 スターウォッチングのススメ
高崎町といえば、その美しい星空で有名ですよね。何といっても「星のよく見える町日本一」にも選ばれたほどですから、全国に誇れるスターウォッチングポ イントなのです。そしてその高崎町の中心部にある小高い山の頂にそびえるのは、たちばな天文台。500ミリメートルの反射望遠鏡を備えるなど、施設の充実 ぶりはさすが日本一の星降る街・高崎。今月13・14日あたりの晩は、ふたご座流星群が観測できるとのことなので、要チェックですね。
また、た ちばな天文台では毎年大晦日から元日にかけて「年越し星見会」というイベントが催されています。会場で振舞われる年越しそばや焼き肉を食べながら、星空と 初日の出が楽しめます。年末はなにかと忙しいでしょうが、大晦日ぐらいはのんびり空を見上げて過ごすのもいいかもしれませんね。
Vol.40 大人気!戦闘機の祭典
宮崎市内を朝5時に出発し、到着するのは8時。普段なら1時間で行けてしまう道のりなのに、渋滞のおかげで3時間もかかってしまう。それが新富町新田原に て毎年行われている「新田原基地航空祭」。渋滞に巻き込まれてでも見る価値のあるイベントなのです。この日も、来場者の数は何と8万人!新田原での航空祭 は、他と比べて飛行機の離着陸がかなり近くで見られることや、飛行展示の内容においては全国一であることなどから、毎年県外からも多くの航空ファンが集ま るようです。確かに、轟音をとどろかせながら目の前を次々に飛び立っていく飛行機は、迫力満点。これは航空ファンでなくても興奮してしまいます。また、会 場のお客さんは皆カメラを手に真剣な面持ちで、大迫力の戦闘機を写真に収めようと必死でした。尾鈴山の綺麗な山並みをバックに、きっといい写真が撮れたこ とでしょう。
来年は航空自衛隊創設50周年なのだそうです。40周年の時は記念塗装機が展示され、かなりの注目を集めたようです。来年の新田原基地航空祭も例年以上の盛り上がりが期待できますが、渋滞もまた例年以上のものになるんでしょうね・・・
Vol.39 恒例!おさかな農産物フェスティバル
先月16日、シーガイア・シェラトングランデ南側駐車場では毎年恒例の「おさかな・農産物フェスティバル2003」が開催されていました。午前10時の開 場だったのですが、賑やかなエイサー踊りで幕を開けると同時に、並んでいた大勢のお客さんは宮崎の旬の味を求めて各ブースへ一目散。開場して早くも大賑わ いとなった会場ですが、その後も60のブースの前は、常にお客さんでごった返していましたよ。
会場では様々なイベントが行われていたのですが、 そのひとつに「水色の羽根募金」なるものがありました。赤い羽根なら馴染み深いけど・・・皆さんはご存知でしょうか?水色の羽根は、海難等の事故で死亡・ 行方不明になられた方々の遺された子供さん、いわゆる海難遺児を励ます為に行っている募金運動なのだそうです。この日はマグロの解体ショーも行われていま したが、その解体されたマグロの一部もチャリティーに出されていました。
Vol.38 雨上がりに見える竜とは?
ある日の午後、雨上がりの空を見上げると、見事な虹が架かっていました。いくつになっても、虹を見つけるとちょっとした感動を覚えるものですね。この時も、見つけるや否や慌ててカメラ付き携帯で、パチリ。こういう時にカメラ付携帯の素晴らしさを実感します。
さて、この虹ですが、どうして漢字で書くと「虹」というように虫偏が使われているのでしょう?実は、この虫偏は竜のことを表すのだそうです。竜は、普段は 池の底に潜み、時が来ると雷雲を呼んで天に昇ります。昔の人は雨の後に現れる虹を、その竜にたとえたわけですね。中国の古い書物には、虹が地上に降りてき て井戸の水を飲んだので井戸が涸れた、という記述もあるそうです。
ちなみに、飛行機で上空から見る虹は円形に見えるのだといいます。飛行機に乗る機会自体が少ない私にとってはなかなか目にすることはないかもしれませんが、きっと幻想的な光景なんでしょうね。
Vol.37 神様の見分け方
この雑学道でもこれまでに何度か神社について触れてきましたが、皆さんは神社を見て、その神社がどのような神を祀っているのかを見分ける方法があることを ご存知でしたか?左の写真のように、神社の屋根の両端には斜めに交差して突き出しているものがありますよね。千木(ちぎ)と呼ぶのですが、これを見れば、 そこで祀っているのが男神であるか女神であるか、判別できるんです。この千木の先端が垂直に切られているものは男神、水平に切られているものは女神が祀ら れているそうですよ。写真の千木は先端が垂直になっているので、男神を祀った神社だと分かります。ただし、例外的にこれが異なる場合もあるようなので、人 に教えて自慢する時には充分気をつけてくださいね(^^;)
ちなみに千木の起源は、昔の住居が千木の交差部分に棟木をかけ渡す構造をとっていたことからきているのだそうです。ですから現在の神社の屋根にある千木は、装飾的な意味合いの強いものになっているようです。
皆さんも、もし今度神社に行くことがあれば、まず屋根の上の千木を見上げてみてくださいね。
Vol.36 宮崎イルミネーションスポット
ある晩、市内で車を走らせていると、突然光り輝く木々が目に飛び込んできました。何かと思えば、シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート内のイルミ ネーション。フェニックスの木に電飾が付けられ、見事に冬の夜を彩ってくれています。さらにその奥には青白く輝く巨大なツリーも飾られ、クリスマスムード は満点でしたよ。イヴの夜はホテル内のレストランでディナーというのもいいかもしれませんね。
また、川南町では毎年この時期になると、町内各地 で電飾が灯されるようになります。これは「かわみなみ電飾大作戦」と名づけられたイベントで、元々は個人宅で始められたイルミネーションが徐々に広まって いき、ついには町ぐるみのイベントになったのだそうです。トロントロンドームの電飾も本当に見事なので、機会があればぜひ出かけてみてはいかがでしょう。
他にも県内には、まだあまり知られていないスポットが沢山ありそうです。オススメの場所があれば、ぜひ掲示板に書き込んで教えてください!
Vol.35 宮崎の海の幸を堪能しました!
先日、宮崎市内にある大学の学園祭に行ってきました。・・・が、あいにくの雨で人数はまばら。ちょっと会場内が寂しいな、と思っていると、一角に人だか りができてくるではありませんか。のぞいてみると、そこには立派なマグロが準備され、解体ショーが始まるところでした。慣れた手つきで捌かれていくマグロ に、観客の視線は釘付け。包丁が入るたびに歓声が起こっていました。
今回捌かれていたのは、キハダマグロという種類。黄色味を帯びたその体か ら、キハダ(黄肌)マグロというのだそうです。宮崎で獲れるのは大抵このキハダマグロみたいですよ。体重は約30kgとのことでしたが、大きなキハダは体 長2m、体重100kg以上にもなるそうで、この程度(20〜30kg)のものだと「小キハダ」と呼ばれたりするようです。肉は脂肪分が少なく、赤身が中 心。マグロの部位だとどうしてもトロがもてはやされてしまいますが、赤身もさっぱりして美味しいですよね。
捌かれたマグロは先着300名に振舞 われたのですが、解体が終わると同時に長蛇の列ができてしまいました。本当に日本人ってマグロが好きなんですね(^^;)もちろん私も列に加わり、新鮮な マグロを堪能させてもらいました。ただ欲を言えば、白いゴハンも一緒にいただきたかったかな・・・
Vol.34 親子愛に溢れる神社・神門神社
百済王族の伝説が今も息づく、南郷村。百済の禎嘉王が日向市金が浜から辿り着いた地とされるのが南郷村神門で、禎嘉王は大山祀命と共に神門神社に祀られ ています。神門神社は1661年の上棟で、県内でも2番目に古い建物であり、古墳時代のものや奈良時代の唐式鏡など、多くの銅鏡が伝えられているそうで す。本殿横に掛けられた沢山のひょうたんも目を引きますが、これは厄除けや子宝・安産の祈願に、絵馬と同じように願をかけるものなのだそうです。ひょうた んは、中から生命や宝物が生まれるとして、昔から繁栄の象徴とされているのだそうですよ。
また、高鍋の浜に漂着したとされる禎嘉王の息子・福智 王は木城町の比木神社に祀られており、年に一度禎嘉王と再会するという伝説を再現した伝統的な祭りである「師走まつり」では、比木神社一行が3日かけて 90km離れた神門神社を目指します。初日の迎え火などは特に見ものなので、一月はぜひ師走まつりに行ってみてはいかがでしょう?