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Vol.83 災害を防ぐ、偉大な自然のチカラ
気象庁によると今日(2月14日)、東海を除く関東、北陸から九州までの各地方で「春一番」が吹いたそうです。空気が乾燥し、時には強い風も吹くこの時期。火災には充分注意したいものですよね。
さて、みなさんは「防火樹」という言葉を聞いたことがありますか?私達の気づかないところで安全を守ってくれている樹木のことです。イチョウやサンゴ ジュ、マテバシイなど、水分が多く燃えにくい樹種がこれに当たり、火災の延焼を防ぐためによく家屋などの周囲に植えられます(写真はマテバシイ)。神社な ど文化財のある場所にイチョウが植えてあるのは、防災を考えてのことだったわけですね。
他にも、雨水を受け止めて土砂崩れを防止したり、防風林 として風をさえぎる役割を果たしたり…。樹木はあらゆる場面で、身を挺して私達を守ってくれています。もし災害に遭ったときでも、見るだけで安心感と安ら ぎをもたらしてくれる、心理的効果というのも樹木の大きな役割の一つですよね。