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Vol.116 ハボタンは観賞用キャベツ!?
決して派手ではありませんが、大変広く親しまれているハボタン。学校の花壇や家庭の庭などで、誰もが目にした覚えのある植物なのではないでしょうか。さ て、ハボタンのこの姿、どこかで見たことがあるような気がしません?そう、ハボタンは植物学的には南欧原産のキャベツと同種なのです。キャベツが日本に持 ち込まれたのは江戸時代ですが、当初は食べるためではなく観賞用として栽培されました。その改良種がハボタンとなったのだそうです。「Flowering cabbage」という英名は、直訳すればそのまま「花キャベツ」ですしね。葉が美しく、牡丹の花のように見えることから日本では「ハボタン」という名前 が付けられました。赤と白の二色があり、彩りがおめでたいことから正月飾りとして人気を得て明治時代以降徐々に普及し、品種改良も行われるようになりま す。そして現在では、日本は世界でも最も多くハボタンが栽培される国なのだといいます。もともとはヨーロッパ生まれですが、日本育ちの植物だといえるわけ ですね。
ちなみに、ハボタンはキャベツの仲間ではありますが、食用ではありません。食べるとかなり苦くてマズいという話は聞いたことがありますが・・・。勇気のある方、一度チャレンジしてその味をレポートしてはいただけないでしょうか(^^