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Vol.910 鳥獣たちの楽園「枇榔島」を特別保護区へ
絶滅危惧種Ⅱ類に登録されていて、同時に国の天然記念物にも指定されている「カンムリウミスズメ」や、同じく国の国の天然記念物に指定されている「カラスバト」、絶滅危惧種ⅠB類に登録されている「ウチヤマセンニュウ」など、たくさんの貴重な鳥獣が生息している島として、全国的にも知られている場所なんです。
まさに、鳥獣たちの楽園といった感じですよね。
この「枇榔島」及びその周辺地域が今年10月末にも、国の鳥獣保護区と特別保護地区に指定されることが決まりました。
指定を受けると、希少種の鳥獣の捕獲や地区内の樹木の伐採などに制限がかけられます。
鳥獣保護区に指定されるのは枇榔島、小枇榔の2島、及びその周囲1㌔の海域で、特別保護地区に指定されるのが2島4㌶だそうです。
さっきも書きましたが、枇榔島は貴重な鳥獣が多く生息している土地で、特にカンムリウミスズメは、約3000羽が集まる世界最大の繁殖地と言われているそうです。
海鳥類の生息地や集団営巣地として、世界的に見ても重要な枇榔島を国が保護地区に指定して、環境を守るのも当然の流れかもしれませんね。
保護地区の指定に先駆けて、8月24日に行われた環境省九州地方環境事務所による地元関係者への公聴会では全員が保護地区指定に賛成したそうです。
貴重な鳥獣を守るために、門川町の住民が心を一つにしているなんて素敵な話ですよね。
これからも鳥獣たちの楽園を守り続けてくださいね。