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Vol.532 インターネットの善し悪し
ここ数年で急速に成長してきたインターネット市場、止まるところを知りません。高速インターネット接続の普及で一般利用者の通信速度が上昇したため、容 量を気にしながらああでもないこうでもないと試行錯誤で制作していたwebサイトも、容量を気にすることなく作りやすくなってきました。
高速インターネット接続のサービスは多くの一般家庭で普及される以前から存在していたのですが、回線料金や接続料金が高価(月額数10万円以上)であったためあまり浸透していませんでした。しかし、1999年ごろから「ADSL」や「ケーブルテレビ」が高速インターネット接続サービスを開始し、2003年頃には光ファイバーを使用した「FTTH・FTTx」も普及され、手ごろな価格で購入できようになったため、一般家庭にも高速インターネット接続の環境が 整うようになっていきました。
2005年末にサービスを開始した動画共有サイトの「YouTube」や、時を同じくして人気が急上昇した「ブログサービス」などの影響もあり、インターネットはエンターテイメントとして、はたまた情報収集の場として急激に成長してきました。
現在でも新しい技術の開発など、日々成長しているインターネット市場ですが、良いところばかりではありません。
最近最も問題視されているのは、動画共有サイトやファイル共有ソフト(代表的なものでいうと「Winny」など)で多い著作権問題。テレビ番組や音楽データ、マンガなどをそのまま共有しようとする悪質なユーザが後を絶たないどころか通信速度の向上で増えているのが現状です。
他にもブログによる情報量増加で気を付けなければならないのが、「情報の真偽性」です(ブログだけではありませんが)。急速に増加したブロガーによる情報提供は便利なものがたくさんありますが、たまに虚偽の情報を提供するブロガーがいるのも事実です。このケースは情報提供者が個人であることが多く、虚偽の情報を信じてしまっても「ネットの情報だから」という一言で済まされてしまいます。
インターネットは使い方次第で利用者に大きな収益を与えたり、その逆に大きな損失を与える可能性のあるメディアです。
膨大な情報が飛び交うネットでは「疑うこと」を忘れずに「他にも同じ情報を提供しているサイトがあるか」「情報源はどこなのか」を調べ、より正確な情報を得ることが大切です。
この情報を含めネット上に存在している情報の真偽を判断するのは皆さんです。より良いネットライフを確立するには自分自身であることを忘れないでください。