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Staff Blog
Vol.103 日本に唯一!「干支」のまち
みなさんは北方町を訪れたことはありますでしょうか?あるのであれば、町内いたるところに設置された“あるモノ”が目に入ったはず。そう、この町では様々 な「干支」に出会うことができるのです。ご存知の方も多いかもしれませんが、ここ北方町は干支による地域区分が使用された「干支の町」なのです。
北方町は12の地区に分けられ、それぞれに干支の地区名が付けられています。各地区には、その地区の干支をかたどった街灯が立てられているのがユニーク。 この他にも、ネズミをかたどった駐在所や、羊が描かれた案内板などが、そこかしこに見られます(写真の北方トンネルにも十二支が描かれてます)。
北方町に干支の地名が割り当てれたのは、1882年のこと。明治時代に在職していた北方町長が、天文学に詳しかったことなどから考え出されたアイディア だったそうです。その後、昭和62年から「干支のまちづくり」が提唱され、現在のような干支にまつわる建造物やレジャー施設の整備、様々な催し物など、積 極的な町づくりが展開されるようになりました。
みなさんもぜひ、北方町へ足を運ぶことがあれば、周りにある「干支」を探してみてくださいね。ただし、わき見運転にはくれぐれもご注意を。
vol.102 びっくりするほど効果的!注目の「リコピン」
「トマトが赤くなると医者が青くなる」。ヨーロッパにはこんな諺があります。実際に、赤色の濃いトマトほど、食べると健康にいいのだそうです。トマトの赤 い色はリコピンという色素によるもので、赤色の濃いトマトはそのリコピンが豊富に含まれている証拠。リコピンは、人間の体に悪影響を及ぼす活性酸素を退治 してくれる化学物質で、老化を防ぐ作用や、肌や皮膚を若々しく保つ美容効果、そしてガンの予防にも効果があるなど、多くの働きがあります。約50年前に発 見されてからあまり研究されることもなかったリコピンでしたが、最近になって一気に注目を集めているようです。
もし手軽に多くのリコピンを摂取 したければ、トマトジュースを飲むというのも大変効果的な方法なのだそうですよ。また、トマトケチャップはトマトを濃縮したものなので、リコピンも充分 残っています。そのためトマトケチャップは意外にも、栄養のある調味料だといえるようです。
そんなトマトですが、その鮮やか過ぎる赤色のために、ヨーロッパでは約200年もの間、単なる観賞用でしかなかったのだといいます。こんなに美味しくて、体には抜群にいいリコピンも豊富なのに・・・なんてもったいないことをしてたんでしょうね(^^;
Vol.101 みんな大好き!イカの調理法
日本人は、イカが大好き!日本国民一人当たりの生鮮イカの購入量は毎年、マグロやサケと肩を並べるか、もしくはそれ以上だったりするそうです。
イカは刺身や天ぷらでも美味しいですし、煮ても焼いてもイケる万能選手。さきいかや塩辛などの加工品も人気がありますよね。特にするめは、御祝儀や神前の 供物にも用いられた、古くから日本人には馴染み深い加工品なのだそうです。なるほど、考えてみると私たちは様々な形で、頻繁にイカを口にしているわけです ね。
しかし自分で調理するとなると、イカの場合はどうしても煮たり焼いたりするときに丸まってしまうのが困りもの。これは、コラーゲンというタ ンパク質の繊維が縦方向に走っており、それが凝縮することで起こるものです。これを防ぐには、まずイカの両面に包丁を入れて繊維を切っておくというのが常 套手段ですね。また、皮を取り除くことでも丸くさせずに調理することが出来ます。といっても、手でむいただけではダメ。イカの皮は4層になっており、1〜 2層は手でも取れますが、強い熱収縮性を持った4層目は肉にくっついて残ってしまいます。これは、ふきんで擦ったり、熱湯にくぐらせてすぐ水で冷やしてか らむけば、きれいに取り除けますよ。
Vol.100 なるほど!カモの不思議大解明
この時期、宮崎でも川のほとりなどではカモの姿がよく見られます。冬に日本で見るカモは、シベリアから渡ってきたものがほとんどなのだそうですよ。彼らももう少しして温かくなると、またシベリアへ戻っていくのでしょうね。
さて、見ても分かるようにフワフワの羽毛に包まれているカモですが、どうして水を吸ってしまうことがないのでしょう?この謎を解くカギは、カモが食事の合 間に行う羽づくろいにあります。カモの腰のあたりには脂を分泌する腺があり、それをくちばしにとって体中に擦りつけているのだといいます。この脂のおかげ で羽毛が水を含んでしまうことはありません。また、羽づくろいが終わると水浴びをして羽の汚れを落とし、羽の乱れを直すと共に、羽の間に空気を取り入れま す。それで、カモは水に浮いていることができるのだそうですよ。ちなみに、水鳥は水面下では必死に水を掻いているのだといいますが、実際、両足を絶えず動 かし続けているので、なかなかの重労働のようです。たまに陸上で休憩をとっているカモもいますよね。
Vol.99 10号線の歴史を探る
県内の主要市街を繋ぐ宮崎の大動脈道といえば、国道10号線です。4市9町を通過する、県内で最も長い(県内の延長173.2km)幹線道路です。ワシン トニアパームや花いっぱいの植栽も、宮崎らしさを演出してくれています。しかし今でこそ広くてきれいに舗装された10号線ですが、このような舗装道路とな るのは終戦後から昭和40年頃までの間のことなんだそうですね。
元々、10号線は大化の改新(645年)の頃の朝廷への貨物運搬道路から発達し たものです。それが国道とされたのは、明治の初期頃。ただし、その頃のものは国道とはいっても曲がりくねった小道が連続するような状態だったといいます。 明治20年からは「道路改修5ヶ年計画」が進められ、このとき県内各地で木橋架設が行われました。その後、昭和27年の新道路法施工の際に初めて「国道 10号線」の名称で呼ばれるようになり、それから徐々に他の道路も国道に指定されていくことになります。それから昭和になって、ようやく現在のように舗装 がなされるようになり、走りやすい道となったようです。
現在では、安全のことを考えたバリアフリー設計や、情報BOXの埋設など、道路作りは次の段階へと進んでいます。これからの10号線はどう変わっていくのでしょうね。
Vol.98 ハチミツのヒミツ
暦の上では、今日は啓蟄。冬の間、地中にこもっていた虫が春の陽気を感じ取って姿を現す時期です。注意しながら表を歩いてみると、いろんな虫たちが活動を 始めているのに気付きます。私も先日、レンゲの花に寄ってきたミツバチを見つけたので、思わずパチリ。春の足音を写真に収めてきました。
みなさ ん、このミツバチたちが集めてくるハチミツには、いろんな種類があることをご存知ですか?ミツバチは、いろんな花から蜜を集めるので、ハチミツの味や香り もその花によって違ってくるんです。たとえばレンゲの蜜は、上品なコクがあり、色は淡い黄金色。日本では最高級のハチミツとされ、値段も他と比べると ちょっと高めになっています。逆にソバ蜜などは暗褐色で、独特の香りがあるため、好き嫌いの分かれる商品なんだそうです。なるほど、花の種類の数だけハチ ミツの種類も存在するわけですね。ちなみにハチミツには植物の花粉も一緒に入っているので、それを調べれば何の花の蜜なのかが分かるそうですよ。もちろ ん、私たち素人には判別できませんけどね。
Vol.97 川端康成が愛した宮崎の河畔
宮崎の中心を悠々と流れる大淀川。その河畔沿いには、フェニックス並木と四季折々の花で彩られた橘公園があります。橘公園通りは、宮崎を象徴するような 素晴らしい景観で、散策するにはもってこいのポイント。日南のフェニックスロードと共に、日本の道百選にも選ばれています。
この橘公園から大淀 川を見渡す景色は、かの川端康成も絶賛したことで有名です。川端康成は大淀河畔のホテルに約二週間滞在(この場所をいたく気に入ったようで、はじめ2〜3 泊の予定だったところを、どんどん延長していったそうです)し、ここを舞台とした小説「たまゆら」を執筆しました。そして1965年にはテレビドラマ「た まゆら」が放送され、宮崎の新婚旅行ブームに火をつけたわけです。
1998年には温泉(たまゆらの湯)が掘り当てられ、周辺のホテルでは今、この天然温泉が最大の売りとなっています。ドラマ「たまゆら」で一躍観光地として脚光を浴びた宮崎。次は「たまゆらの湯」で、観光宮崎の復活!といきたいところですね。
vol.96 風邪気味のアナタにこの一杯!ゆずドリンク
今のような季節の変わり目は、南国・宮崎でも一日一日の温度差が激しくなります。体調を崩しやすくなる時期ですが、みなさんは大丈夫でしょうか?今日は、すでに風邪をひいてしまった人にも、風邪の予防にも効果的なドリンクの作り方をお教えいたします!
まず、口の広いビンに酢とハチミツを入れて混ぜます。ハチミツが溶けたら、輪切りにしたゆずと、氷砂糖を入れて涼しい場所に置き、一日一回軽くかき混ぜま す。これを一週間続ければ、おいしいゆずのサワードリンクの出来上がり!このままでは濃すぎるので、お湯などで薄めるといいでしょう。また、ゆずの代わり にレモンを使ってもOK。ただしその時も、ゆずの皮は入れておいてください。…というのも、ゆずはビタミンCが豊富で、意外にもレモンやオレンジの約三倍 も含まれているのだそうです。加えてビタミンPも多く含んでいるため、体の抵抗力強化や、毛細血管の流れを良くするのに役立つようです。粘膜の炎症をおさ え、咳止めや鼻づまりなどにも効果があるといいますから、ゆずドリンクはまさに風邪対策にはもってこいの飲み物なのです。ぜひお試しあれ!
Vol.95 島津家の菩提寺・高月院
以前にもこの雑学道コラムで少し触れましたが、今年は島津以久公が鹿児島県垂水市から佐土原城に入城して、ちょうど400年に当たる年です。その佐土原 藩初代藩主・以久の3回忌(1612年)に、2代藩主忠興によって建立された菩提寺が、佐土原町にある「高月院」です。裏手にある小高い墓地には、島津藩 主の墓石群が並んでいます。また寺宝も多く、「座像阿弥陀如来」や「曼荼羅」などを所蔵しているのだそうです。
ところで、この菩提寺の「菩提」 とは、悟りや目覚めを意味する梵語(古代インドの言葉であるサンスクリット語)で、梵語の発音に漢字をあてたものなんだそうですよ。つまり、釈迦のように 悟り、目覚めることができますようにと願いを込めて建てられたお寺が菩提寺なのです。日本には各地にいろんなお寺がありますが、それぞれに建てられた理由 があるものです。興味が湧いたなら、住職さんに聞いてみましょう。
Vol.94 当たるもはっけ、当たらぬもはっけ!タンポポ占い
近所を歩いていると、道端にタンポポの綿毛を見つけました。しばらく見ていると、この綿毛をふぅっと吹き飛ばして遊んだ子供の頃の記憶が蘇ってきて、何だか懐かしい気分になりました。みなさんにも綿毛を飛ばして遊んだ経験があるのではないでしょうか?
さて、タンポポの綿毛には昔からいろんな占いがあるようです。たとえば、息を吹きかける度に「好き」「嫌い」と唱えて、最後の一本がどちらになるかで占う というものがあります。これは花びらをちぎる、おなじみの花びら占いに似た方法ですね。また、一息で残らず吹き飛ばすと幸運が来る、ということも昔から言 われているようです。…かと思えば、逆に綿毛が残った方がいい結果となる占いもあります。好きな人の自分に対する気持ちがわかるという占いで、綿毛をひと 吹きして、残った綿毛の本数が、相手が自分のことを愛している度合いだというもの。相手の気持ちが気になるアナタ、タンポポの綿毛を見つけたら、即チャレ ンジ!でもこれって、ちょっと力加減して吹いてしまいそうですよねぇ…?